受講体験記

目次

「韓国旅行記」 村井喜久美

<2002年1月25日(金)>
午後4時ごろ、韓国・大邱空港に到着。大邱市は韓国の南東部にあり、ソウルから300キロ、釜山から北に120キロに位置しています。
関空から大邱行きの便は金曜日に1便しかなく、釜山で乗り換えなければなりませんでした。釜山から大邱行きの飛行機の中はガラガラ。赤字路線なので直行便がなくなったそうです。
空港に着くと友達のご主人が車で迎えに来てくださってました。ご主人はおととしまで立命館大滋賀草津キャンパスで修士課程をとっていました。私はその奥さん(=友達)に韓国語を習っていたのです。
そのまま、友達のアパートへ直行。十数階建てのアパート(日本ではマンションと呼ぶんですが)がいくつも立ち並ぶ「ヒョーソン」タウンに着きました。「ヒョーソン」というのは地名だとばかり思ってたら、後日分かったんですが、そのアパートを造った会社の名前だそうです。他の会社のアパートもそうですが、各棟の壁にでかでかと会社の名前が書いてありました。
日本ではちょっと考えられませんよね。売る前に看板に会社名を書くことはあっても、直接マンションの壁には書かないですよねえ。
その晩は日本からのお土産を手渡し、友達の手料理をいただいて疲れを癒しました。

<1月26日(土)>
朝、起きてみると雪がうっすらと積もってました。が、大邱市内観光に。友達は二人の娘(3歳と3ヶ月の)を実家のお母さんに預けて私に付き合ってくれました。友達は子供たちから解放され、久しぶりに羽を伸ばせて嬉しそうでした。市の中心部はかなりにぎやかで、百貨店や映画館が数件ありました。友達いわく、「名古屋と同じくらいの規模かなあ。」昼ごはんを食べてから百貨店に行ったら、催事場で日本の日用品フェアをやってました。友達が今流行の研磨スポンジを手にしたので、「流し台を磨くのにいいよ。」と勧めたら、彼女は嬉しそうにそれを買いました。値段は日本とあまり変わりませんでした。その後食品売り場で「キョンダン」と「シルトッ」という餅を買いました。キョンダンは餡が入った直径3センチぐらいの白い餅に、黄色い粉(大豆の粉)、茶色い粉(シナモン)、緑の粉(青い豆の粉)、胡麻の粉が一つ一つまぶしてあるんですが、甘すぎず一口サイズでおやつに最適!シルトッは四角い蒸しパンのような全然甘くない餅。かぼちゃ餡が挟んであるものはおやつというより、おかずみたいです。韓国人はとにかく甘いものが好きではないそうです。それを喫茶店に入って食べようという友達に私は「持ち込み禁止じゃないの?」と言ったので、喫茶店で注文時に友達がウエイターに尋ねました。するとあっさり「いいですよ。」と答えました。日本ではちょっと考えられませんよね?!しかし、韓国ではその点寛大なようで、「村井さんに言われるまで(持ち込むことを)気にしたことなかった」そうです。

韓国で初めて映画を見ました。NHKのドラマ「聖徳太子」に出た渡来人役の「ソル・ギョング」が主演で韓国で非常に人気の「公共の敵」という映画です。開演時間ぎりぎりに入ったのですが、チケットに番号が書いてある全席指定の映画館だったので座れました。ストーリーは簡単に言うと刑事もので、ソル・ギョングが単細胞、激情型の刑事役で連続殺人事件を解決する話なんですが、そのキャラクターに味があり、コミカルで人気を博しているようです。もちろん字幕がないのでポイントだけ友達に訳してもらったのですが、言葉がわからなくても映像がかなり助けになる映画だったので十分楽しめました。
日本を発つとき、幼子が二人もいるのに何もしない訳にはいけないと思い、得意の煮物を作ろうとスーツケースに白味噌を入れました。豚かたまり肉とこんにゃくと里芋の白味噌煮を作るつもりでしたが、韓国にはこの季節里芋はなく、代わりに豚にも味噌にも合うレンコンを、昨晩友達とスーパーに行ったとき買いました。もちろん、こんにゃくなるものは存在しないのを知っていたので、「ムッ」という団栗からできたゼリーのような味のない食べ物を代わりにしました。夕飯の支度時にお互いに料理を作り教えながら、味見をしてもらいました。すると白味噌だけでは甘いと言われたので少し醤油を加えました。韓国人は甘いものは苦手だそうです。そう言えば日本で生活した友達の子供がおいしそうにプリンを食べているのを見て、友達のお母さんは顔をしかめていました。韓国では最近やっとプリンやゼリー類のお菓子が普及したそうです。そんなお母さんにも恐る恐る白味噌の煮物を出してみたのですが、意外にも全部食べてくださいました。ほっ。友達のご主人は「不思議な味ですね。今まで食べたことがない。」まあ、確かに日本人にとっても白味噌の煮物なんてマニアックな料理かもしれないから仕方がないか…。友達には白味噌はお正月用で、日常的には酢味噌あえに使うように言いました。
夕食後、友達とお母さんと一緒に「沐浴湯(モギョッタン)」日本で言う銭湯に行きました。といってもちょっとした健康ランド。24時間営業(いつ掃除するねん?!でも、設備は新しくてきれい)炭、ヒスイなどのサウナが4つ、体が洗えるお風呂が一つありました。ここで婦人病に効くという「スッチム」を体験しました。スッチムは穴のあいたいすに座るのですが、いすの下に電気コンロを置き、その上に漢方薬の入ったやかんを置いて、その蒸気を女性の大事な部分に当てるのです。首から下は大きな白い布で覆い、蒸気を逃がさないようにします。初めはその蒸気が熱すぎて、いすに座れず中腰になって、自分でも笑うほど変な格好で立ってました。そのうちに慣れて座れましたが、慣れるとなかなか気持ちがよく、とってもあったまりました。
風呂場でタオルに石鹸をつけて体を洗っていると、突然おばさんが垢すりをしに来ました。「頼んでないのに、垢すりのおばさんが来たの?」と思いきや、なんと友達のお母様でした。ありがたい。本当の娘のように思ってくれていたらしいです。

<1月27日(日)>
友達と上の娘さんのユンヨンちゃんとご主人と車で「鹿洞書院(ノットンソウォン)」へ。この書院は大邱市内から車で1時間くらいの山里にある、儒教の私塾。豊臣秀吉が朝鮮出兵したときに反旗を翻し、朝鮮に帰化した「沙也加」が祀られています。韓国名は「金忠善(キム・チュンソン)」と言い、今も韓国全土に約二千名の子孫がいるそうです。古ぼけた書院のとなりに小さな展示館があって、13代目の金泰烈さんが説明してくれました。初めは無口で、「怖そうなおじいさんだなあ。」と思ってたら、私が日本人だとわかると急に顔がほころんでおしゃべりになり、「沙也加」についてのビデオを見せてくれました。また、帰りに一緒に写真に入ってほしいと金さんに頼んだら、快く受けてくれました。

お昼は「チャジャンミョン」専門店に入りました。チャジャンミョンは中国のジャージャー麺韓国版なので甜めん醤を使っており、辛くない韓国料理です。おもしろかったのは付け合せにキムチではなく、たくあんが出てきたこと。麺類にはだいたい名前は違うけど見た目も味も日本のたくあんと全く同じ「(甘い)(大根)(タンムジ)」が出るそうです。またそれをチャジャンミョンの場合は甜めん醤につけて食べるのです。甜めん醤につけるのは私は好きではないのですが、そのままなら浅漬けのシャキッとしたたくあんなのでごはんがほしくなるほどおいしかったです。酢豚も注文してくれましたが、これまた日本版と違い、ケチャップが入っておらず砂糖の代わりに水あめを使っていて透明です〜ごくおいしかったです。
そのあと「ノレバン」=カラオケに行って日本にはない最新韓国歌謡曲を歌ってひとり満足しておりました。

<1月28日(月)>
午前1時36分東大邱駅発のセマウル号(特急列車)に乗ってソウルへ。70センチくらいの大きなスーツケースを持っていたので、大邱市内観光の時、百貨店の両替所兼サービスカウンターのようなところで、友達が車両の一番後ろの席を予約してくれまました。一番後ろなら、リクライニングシートが倒せる十分な隙間があるからです。ここが一人旅の正念場でした。セマウル号は二人掛けの席が通路を挟んで二列ならんでいるのですが、私の席は窓側で、となりの通路側の席にはすでに男の人が座っていました。しかも思いっきり席を倒しておやすみ中でした。席を元に戻してもらわないとスーツケースが席の後ろに置けないのに…。「ワ〜ン、“いすを倒す”の倒すって韓国語で何だっけ〜?」と心の中でつぶやきながら、恐る恐るおやすみ中のおじさんに切符を見せながら声をかけました。が、やっぱり「倒す」が出てこず「スーツケースがあるんです。」しか言えず困ってたら、通路を通りかかったおばさんが察知しておじさんに席を戻すように言ってくれました。ああ、自分が情けなや〜。無事私の席の後ろにスーツケースを置くことができ、ほっとして席に座りました。いすが大きく、前の席との間隔が広いので、いすを倒せなくても結構ゆったりしてました。隣のおじさんは相変わらず寝てました。お疲れなんでしょうねえ。どうも商用で乗っているらしく、携帯電話で「部長」さんと話してました。
セマウル号には食堂車もあるんですが、よく食べ物や飲み物を売りに来ます。また天井にはテレビがついていてたぶんイヤホンを借りれば(買うのか?)楽しめるんでしょう。前の座席の背には雑誌が入っていてまるで航空機内のよう。
その1冊は社会のマナーについて書かれてました。人と話すときはいきなり本題から入らないことや韓国人に親切にされて感動した外国人の話などが載っていて、どうもワールドカップを意識しているようでした。やはり日本よりワールドカップ熱が高いようです。ソウル駅の真正面にもワールドカップ専門店がありましたから…。

乗車して3時間半後、ソウル駅に到着。ソウルは大邱よりずっと北にあるのでムチャクチャ寒いと思いきや、天気がよく日本ではめったに着ないダウンコートを着ていたのでそうでもありませんでした。ソウルを流れる大河「漢江(ハンガン)」も例年なら凍ってスケートができるくらいなのに、端のほうがちょろっと凍っている程度でした。ソウル駅から模範タクシーに乗って、その漢江沿岸にある「漢江ホテル」に直行。模範タクシーは外国人向けで一般タクシーよりは割高(それでも3km400円)なんですが、韓国では日常的な相乗りをさせないので利用しました。
ホテル到着後、高麗大学の印教授と奥様の車で食事へ。印教授は私が京都市の日本語教室で教えていたときの日本語の学生です。去年の5月まで京都大学で韓国文学と日本の五山文学との比較研究をされていました。私が泊まっていたホテルは三流ホテルだったんですが、教授に超一流のシェラトンやロッテホテルでごちそうになり、緊張したけどラッキーな半日をすごせました。驚いたのはロッテホテルの日本人の多さ。しかも20代前半くらいの若い女性が多い。
ロッテだからしかたないけど、ここは日本にあるホテルかと錯覚しました。

夜9時ごろ漢江ホテルまで送っていただいて、近くのコンビニで飲み物を買いました。飲み物を持って部屋に戻ろうと廊下を歩いてたら、すれ違いざまに中年の男の人が「メジャン オディ イッソヨ?(=売店どこにありますか?)」って聞かれたんですが、分からなくて「メジャン モエヨ(=メジャンって何ですか?)」と聞き直したら、「あんたそれ買ってきたんちゃうの?」って感じで笑いながらセブンイレブンの袋を指したのでさすがに分かりました。「すみません。外国人だから…。う〜んとコンビニは…。」と必死で韓国語で説明したらにこにこしながら聞いてくれて「私たちの言葉、韓国語がお上手ですね。」と言ってくれました。私これに弱いんだなあ。いい気になって、「いつ韓国に来たの?」「金曜日です。大邱から。」「私の故郷の近くですよ。故郷は海や山があってきれいなんです。」「そうですか。うらやましいですねえ。」な〜んて話していると、しまいに「219号室ですか?」と聞かれ、えっ?何でわかんの?という顔をすると、男の人が無造作に持っている私の部屋のキーを指差しました。はっ、やば〜。「う〜ん、友達がいるんですう。」と嘘をついて誰もいない部屋に「ただいまー」と言って逃げ込みました。悪い人ではないと思うけど、一応女一人旅ですからね〜。

<1月29日(月)>
朝8時すぎにホテルを出て、地下鉄を2回乗り換え、ソウル韓国語アカデミーという韓国語学院へ。ソウルの地下鉄は大阪人の私が東京で地下鉄に乗るよりも簡単です。各線は数字と色で表され、駅名はアルファベットと番号でも示されているので、ハングルが読めなくてもOK。ソウル韓国語アカデミーは今私が通信教育を受けている韓国語教室です。日本窓口が京都の伏見にあり、そこに連絡するだけで個人教授が受けられるのです。1時間3,000円で、1時間半ずつ2日予約しておきました。学院は江南(カンナン)という駅から徒歩5分くらいの分かりやすいところにあるのですが、これまた正念場がやってきました。早めに行って学院の位置を確かめてからその近くで朝ごはんを食べようと思ってたのが間違いのもと。授業開始45分前に駅に着いたのに30分以上たっても学院が見つからない!いろんな人に聞きましたが、私が持ってる学院のホームページを印刷したメモは日本語だし、学院の名前も入ってるビル名もみんな知らない。外国人だから知らないなりにもみんななんとかしてあげようとしてくれるんだけど、見つからない!といってる間に授業開始の10時が近づく。電話しようとしたら公衆電話はみんなカード式で小銭は使えない。なんで〜?去年済州島へ行ったときは小銭が使える電話があったのに〜。あとでソウルの友達に聞いたらみんな携帯を使うし公衆電話自体減ってるそうな。日本も同じだけど、じゃあ短期旅行する外国人観光客はどうすんねん!と怒りながらコンビニへテレホンカードを買いに。が、1件目はカードがなかったので学生バイトらしい韓国人には珍しいえらくおっとりした女子店員に学院のありかを尋ねたが埒が開かず、次のコンビニへ。そこでは「いくらのカードですか」(これまた若い学生風の男子アルバイト)と聞かれて、すぐ韓国語が出ず、一瞬気まず〜いムードが流れました。「一番安いカード」と言ったら3,000ウォン(約300円)のカードを渡してくれました。実は1,000ウォンもあったそうなんですが、その店にはそれしかなかった様。とにかくそれで電話ができました。

電話に出た学院長はありがたいことに日本語ができる方なので、日本語で今いるところの説明ができ、学院までの行き方も日本語でしてくださいました。そしたら何のことはない、2件目のコンビニの前のビルでした。何度もそこを通っていたのに。私が持っていた情報は去年のもので、ビルの1階の店が変わっていただけで迷ってしまったのです。私っておバカさん。去年の秋に「お気に入り」にいれたホームページを印刷して行ったのです。
15分遅れで授業は始まりました。ビルの4・5階が学院なんですが、4階が正規班という1学期3ヶ月(月〜金、一日2時間)のクラスレッスンの部屋があり、個人授業は5階で行われました。実はクラスレッスンを受けたかったのですが、1か月以上でなければ入れないそうです。先生はイ・ジョンヒ先生という、親切でとても可愛い女性でした。結婚11年目で子供が2人もいるように思えないくらい若く見えました。私より若いと思ったけど、もう少し上なのかな?授業の初めに自己紹介書のブランクを埋め、互いに自己紹介をした後、今までやった文型のリストをくれました。授業は私のリクエストどおり、会話で通信教育でやったところの復習をしました。教授法は一般的な日本語直接法と同じで、文型の提示後、用法の確認をして、場面を提示してそれに合うフレーズを言わせるといったやり方です。また、既存の絵のあるプリントでフレーズを考えて言う練習もしました。まだ耳慣れしていないので、聞き取れなかったり、おかしな答えを言ったりすると、板書で助けてくださったり、ゆっくり話してくださったり、丁寧に根気よく教えてくださいました。類義語の違いなど質問しても納得できる説明をしてくださったし、おかしいと気づかず使っていた表現も優しく直してくださったし、さすがプロだな〜と思いました。授業時間も私のせいで遅れたのに11時半に終わる予定が15分延長してくれました。授業後、事務手続きのため学院長を待っている間も、スティックタイプの韓国の伝統茶と紙コップをくださって、廊下にある水とお湯が出るタンクを指差して飲み方を教えてくれました。学院長は授業のほかに事務的なことも全て一人でやってらっしゃるようでした。宿題をくれるとき、韓国語で「こうやって、(うつむいて)書くのではなくて、大きい声を出しながら書いてください。」というほど熱血漢ですが、厳しさよりも何となく優しさが伝わる方でした。

授業後、OL時代の韓国人の友達と待ち合わせした駅の入り口へ。彼女とは10年余り前、私が勤めていた在日韓国人の印刷会社で知り合いました。亡くなったお父さんが外交官で、お母さんが在日韓国人学校の教師だったので、中学のころから日本と韓国を行ったり来たりで、私よりも日本語がうまい?!彼女とは6年前主人と韓国旅行をしたとき会ったきりでしたが、そのすぐ後結婚し、私の知らぬ間に南アフリカ共和国へ移民し、子供を生んで里帰り中でした。見た目 はすっかり母の貫禄が出ていましたがしゃべると相変わらずでした。
まず、お昼ご飯。朝、学院探しで食べていなかったのでペコペコでした。トルソパッという栗・なつめ・豆などと炊いた、石鍋入りのご飯と、ソルロンタンという牛スープがセットで550円程度。安い!その上おいしい!際また限なくただで食べられる白菜と大根のキムチに幸せを噛みしめました。
食事後、ソウルで一番大きな書店キョボ文庫へ。まずリストアップしていたK-popのCDを8枚も買いました。日本ではほとんどレンタルする私が…。韓国ではシングルはなく、全てアルバムで1枚1,300円前後と手頃だからか…。
韓国では日本の歌をよくカバーしてます。私が買ったものにも、SESが歌うミーシャの「包み込むように」とチェ・ジニョンが歌うVOICE(ちょっと古いけど)の「24時間の神話」が題名が直訳のままで入ってます。歌詞はミーシャの方はほとんど同じですが、VIOICEの方は全然違います。他に尾崎豊や桑田圭祐の「悲しい気持ち」の韓国語版も聞いたことがあります。

それから本を買いに。まず、友達に歴史物コーナーに連れて行かれました。
何かと思いきや「見て〜。これ私翻訳したの〜。ほら、名前あるでしょ。」というのです。目の前には堺屋太一が書いた10巻からなる「豊臣秀吉」という本が並んでました。友達は通訳大学院を出たあと、フリーで日本語の通訳や翻訳の仕事をしているのです。今度は三国志の翻訳をするそうです。我が友だとは思えないほどすごい人です。その後韓国語の類義語使い分け辞典を探しましたがこれといったものがなく、漫画売り場へ。そこでは日本語訳されて日本でも売ってる「李さんちの物語」(韓国の現代家庭事情が描かれた)と大邱の友達に教えてもらった「遠い国隣の国」を買いました。「遠い国隣の国」は6巻までは、韓国人から見たいろいろなヨーロッパの国について書かれています。大好評なのになぜ日本について書かないのか読者に問われ急かされ、7・8巻目に日本版を出したそうです。なぜか日本だけは日本・日本人編と日本歴史編の2巻に分かれてます。漫画なんですが、表紙には「400万人読者が読む最高の国民教養書」と書いてあります。著者は大学教授なのでなるほど〜と思いました。
その後世界的に有名になったナンタ専用の「ナンタ劇場」へ。友達が予約してくれてて、これまた、日本だったら5,000円以上するのに、2,700円程度でいい席に座れました。もう〜、最高でした!1時間半、退屈な瞬間は一度もありませんでした。台所にあるいろんな道具を使って踊り、時には伝統音楽や踊りも取り入れたり、片言の英語・日本語を交えながらギャグを飛ばし、観客をステージに上がらせ客席と一体感を味あわせたり…。韓国人の友達でさえ大満足。私もまた見たいと思いました。

晩御飯は専門店で「春川ダッカルビ」を食べました。日本で食べたことがなかったので念願かないました。ダッカルビは鶏肉とキャベツ、さつまいもなどの野菜の唐辛子味噌炒めなんですが、別注文すれば、麺とご飯をそれぞれ鉄板に残ったダッカルビと混ぜて食べられるのです。最後はそば飯のようになってなかなかおいしかったです。また、キムチのほかに野菜サラダが無料でついていて食べ放題でした。が、野菜バーの上には「環境保護のため、残した場合は1万ウォン(約千円)払っていただきます」と書いてありました。最近、韓国では食べ残しによるごみの問題が大きくなっているからだそうですが、実際に払わせることはなく、単なる脅しらしいです。

<1月30日(水)>
この日はスムーズにソウル韓国語アカデミーへ。昨日、授業の最後に「明日教科書以外に何がしたいですか。」と先生がおしゃって、「韓国旅行、歌、映画などについて話したいです。」と答えたので、昨日の午後の話やスカパーで見ている韓国のドラマ・歌の話、韓国料理の話などをしました。自分の好きなことばかりなので、あいまいであっても自然に言葉が出てきて、先生の顔がほころび、「喜久美さん(韓国では姓ではなく名前を呼ぶのが一般的。それでも気を遣って先生は「喜久美さんと呼んでいいですか。」と最初に許可を求められた)、会話がよくできますね。」と、ほめてくださいました。それでまた私はいい気になっちゃいました。日本の歌をカバーした韓国の歌の歌詞を訳した紙を見せると、わあと驚きながら「日本の歌詞とどう違うの?」と先生が尋ねられました。説明すると、とても興味深げに聞いてくださいました。一見、ただのフリートーキングのように思える授業ですが、先生はおかしい韓国語があるときちんと治してくださるし、もっといい表現や類義語が他にある場合は板書して丁寧に説明してくださいました。私の話を中断しても、またうまく戻して続きを話させてくれました。私は大満足で最後に先生と写真をとってもらいました。

午後、また友達と行動。お昼はフードコートで友達は韓国のうどんを、私は最近流行っているという日本風のとんかつ定食を食べてみました。とんかつは日本のと同じくらいおいしいのですが、ソースがまだまだ洗練されてませんでした。ただ、味噌汁のだしがおいしかったのには驚きました。日本の食堂でたまに定食の味噌汁がインスタントの場合はまずいのですが、ここのとんかつ定食はソースを除けば日本のものにひけを取りませんでした。ちなみにこの店の名前は「トンギョン トンカス→韓国語には「つ」にあたる音がない)=東京とんかつ」でした。
昼食後、日本でもカルフールなどがありますが、韓国でも今流行りの量販店「KIM'S CLUB」へお土産に食料品を買いに行きました。旧正月を約2週間後に控えていたので店の一角にはお歳暮コーナーがありました。商品は日本のお歳暮とあまり変わりませんでした。

まず、私が手にしたのは「ユジャチャ=ゆず茶」。ゆずのシロップ漬けです。私が一番好きな韓国のお茶です。たいてい我が家の冷蔵庫にあります。1キロ500円ほどで今まで買った中では一番安く、2つ買いました。そして、唐辛子の粉、コチュジャン、タンミョン(さつま芋の澱粉でつくった春雨のようなもの。チャッチェという炒め料理に入れる)?(センガンチャ)=生姜茶・(テチュチャ)=なつめ茶・(ユルムチャ)=はと麦茶というスティックタイプの伝統茶、乾麺類、インスタントスープなどを買いました。乾麺類に大邱市で食べたチャジャン麺のインスタントがあって結構イケてました。味噌が甘いので辛いのがダメな人にはいいお土産かも。ネーミングがまたおもしろい。チャジャン麺とスパゲッティを合わせて、「チャパゲッティ」。「(オジンオ)=いか」のコチャジャン味スパゲッティ「オパゲッティ」も辛いですが、おいしかったです。絶品なのはインスタントスープ。野菜や肉などの具が多く、お湯で戻すと家で入れたもののように新鮮で、フリーズドライ技術は日本をはるかに上回っていると確信しました。味もだしがとてもおいしくて、辛いスープでもその辛さとは別にだしの味が伝わってくるので、私はとても幸せな気分になれました。ちなみに辛くないスープは「ミヨックッ=わかめスープ」ぐらいです。結構辛いのは「ユッケジャン=牛肉を煮詰めた辛味スープ」。これら以外はだいたいちょっぴり辛いですが、全て味は言うことなし。韓国に行ったら、一度お試しあれ〜。

両手いっぱいの荷物をある百貨店のコインロッカー(無料なので)に預けて大きな沐浴湯(モギョッタン)=お風呂屋さんへ。まだ3時ごろでしたが、健康ランドのような大きなお風呂やさんには1日中いるのが基本?らしく、行ってみれば平日の昼間だというのに大人も子供もい〜っぱい。みんな互いに垢すりしてました。そのモギョッタンはビルの4階と5階を占めていて、かなり新しくきれいでサウナ、湯船の種類も大邱市のものよりはるかに多かったです。おもしろかったのは、日本を意識した「檜風呂」と鳥取県の「おおやま」にある温泉と同じ成分のお風呂。この「おおやま」というのはたぶん「大山(だいせん)」だと思うんですが…。男湯、女湯それぞれ塩、銀などの数個のサウナがありましたが、別に貸し出し用ティーシャツと短パンを着て入れる混浴サウナコーナーがあり、家族やカップルが一緒に楽しむことができます。竹、炭、遠赤外線などのサウナはだいたい低温なのでみんな横になったり小声でしゃべったり、長い間くつろいでいました。テレビのあるサウナもありました。サウナは教会の日曜学校と同様に交流の場になっているそうです。私たちも互いの家族の話や最近流行っているもの、社会状況などについて、延々と話しました。熱くなると外に出て無料の冷水機から小さな紙袋に水を入れて飲みました。小さな食堂と飲み物やヨーグルトなどのデザート類を置く売店があり、一日中いられる意味がよく分かりました。
晩御飯はダッカルビに続く流行りもの「安東(アンドン)(チンタッ)」、直訳すると「安東地方の蒸し鶏」なんですが、実際は鶏の肉じゃがのようなもの。そして安東という地名がついてますが、春川ダッカルビと違って本当に安東の郷土料理かどうか定かではないそうです。これまた、だしがうまい!のですが、おっきな赤唐辛子がい〜っぱい入っててだんだん唇がひりひりしてくるのです。
友達が一生懸命唐辛子を取り除いてくれたのですが、辛いもの好きの私もとうとう半分くらい残してしまいました。が、店員に頼むと持ち帰れるように、きちんとプラスチック容器に入れてくれました。そして、無駄なく、友達のお母さんのお土産になりました。大邱市の喫茶店の持ち込みOKを取ってもそうですが、韓国って食べ物に関して寛大だなあと感じました。

<1月31日(木)>
とうとう帰国日。主人には申し訳ないけど、もう少しここにいたいな〜と思いながら友達との待ち合わせ場所へ。途中、ホテルの最寄駅入り口にある屋台に初めて一人で入り、朝食をとりました。トーストを頼んでみたのですが、食パンを焼いただけではなくて、野菜入り卵焼きとキュウリ、ケチャップをはさんだホットサンドで、約150円。それを斜めに二つ折にして、熱いので持ちやすいように紙コップに入れてくれるのです。しかも、またうまい!飲み物は冷たい牛乳しかなかったので注文しなかったら、屋台のおばさんがあったか〜いおでんのだし汁を紙コップに入れてくれました。これは無料。おでんを置く屋台ほとんどサービスしています。韓国人なら自分で勝手に入れるのですが、私が気付かずにトーストをむさぼっていると、外国人だと分かったのか親切におばさんが入れてくれたのです。私が食べている間、出勤前の会社員が一人、二人、おでんを1つ買って1・2分で食べていきました。これは安くて便利!
屋台はたいてい椅子がないのですが、立ったままでも十分です。街を歩いていると歩道にいろいろな屋台があるのをよく見かけます。一番好きなのは「ホットック」。見た目はパンケーキのようで、中にはシナモンと黒砂糖を混ぜたものが入っています。3回食べましたが、1回目は油で揚げたドーナツ風、2回目は鉄板に油をひいて焼いたもの、3回目は油がついてない素焼き風とバラエティに富んでました。天婦羅も日本と同様に2種類ありましたが、私は魚のすり身を揚げた薩摩揚げタイプのほうをすっかり気に入ってしまいました。なが〜い棒にすり身をつけて揚げてあるので、食べ歩きもできるし、持ち帰ってご飯のおかずにできるそうです。種類もごまの葉入り・えび入り・いか入りなどいろいろで、たれも醤油とわさびだれ(わさびを溶いた水)があり、個人的にごまの葉がお勧めです。日本にも昔よくあった天婦羅の個人商店を思い出し、なつかしい気分に浸りました。
友達の実家近くの駅で、もうすぐ一歳になる息子くんにご対面。ぷくぷく太ってなごみ系の可愛い顔でした。いつも預けている託児所へ行って、そこの先生に三人一緒に写真をとってもらいました。
そして高級ブランド店やマンションが建ち並ぶアックジョンドンという街へ。そんな街にも庶民的な食堂があり、ちょっと早いお昼を食べました。友達はまた韓国のうどんを、私はヌードキンパッを頼みました。ヌードキンパッはのりをご飯の内側に巻き込んだ海苔巻です。ご飯が外側に出ていて海苔巻にとっては裸の状態だから「ヌード」なんですね。アメリカのカリフォルニアロールから来ているそうです。でも、それって日本から来たんですよね?!
今日のメインイベント、「サジュ」=四柱(推命)、つまり占いをしてもらうために占い喫茶へ。韓国の占いと言えば屋台やくら〜い部屋でやってもらう古めかしい占いしか知らなかったのですが、アックジョンドンのようなおしゃれな街の落ち着いた喫茶店でお茶を飲みながら簡単な占いもできるのです。大邱でもそうでしたが、ここの喫茶店でも私はゆず茶を頼み、ご機嫌で占い師が来るのを待ちました。来た占い師は元挌闘家?で現国会議員の松浪をアーティストに仕立てたような不思議な感じのおじさんでした。生年月日と生まれた時間だけで、ここ数年の運勢と健康やお金、向いている仕事などについて30分ほど話してくれました。ここ2年はいい年で、今年はとにかく活動していろんな人に会いなさいと言われました。仕事は語学、教育関係が向いているそうで、や〜っぱり、ぼちぼち日本語教師を再開しようかな〜と思いました。

その後、日持ちしないものを買いに近くの百貨店へ。そこで、白菜キムチと貝のキムチ(日本でいう塩辛なんですが唐辛子みそ味)、それから「トンチミ」というぜ〜んぜん辛くない大根の水キムチ、大邱市で食べた伝統的な餅を買いました。最寄り駅で友達と別れ、ホテルへ。3時に戻るつもりがもう3時半を過ぎてました。空港までリムジンバスに乗ると安く行けるのですが、すぐ近くに乗り場がなかったし、時間に余裕もないし、お土産でいっぱいの大きなスーツケースを持ち歩く気力が残っておらず、タクシーで空港まで行きました。模範タクシーだったので約8千円もかかってしまいましたが、運転手がいい人で、私のへたな韓国語に付き合ってくれました。私がわからないときは日本語で少し説明してくれました。運転手さんも独学で日本語を学んでいて、手元にあった古い日本語の教科書を見せてくれました。私が「あそこに見える山は何ですか」などといろいろ質問すると嬉しそうに答えてくれました。仁川空港は島の上にあるんですが、海上の橋を渡るときに見える北朝鮮の山々を教えてくれたり、美しい夕景を見ながら「きれいですねえ。お客さん、ちょうどいい時間に乗りましたねえ。」とうまく私をいい気分にさせてくれました。
仁川空港には5時過ぎに着きました。交通費が高くついたけど、結構いい時間でした。仁川空港は関西空港なんか目じゃない!というくらい広くて、店がいっぱいあって、インターネットプラザもあって、飛行機に乗るのを忘れそうになるぐらい楽しめそうでした。しかし、両替や出国手続きをしていると、そうゆっくりもできずちょっぴり残念でした。

すっかり韓国語に自信をつけた私は機内で隣合わせになった同年代に見える可愛い韓国人女性につい話し掛けてしまいました。またもや「韓国語がよくできますねえ。韓国で勉強したんですか。」と聞かれ、「いいえ。日本で。」と答えるのが気持ちよくて…。彼女は大阪の天王寺にご主人の仕事の関係で住んでいるそうです。里帰りしていたんですね。私が「日本の生活はどうですか。」と聞くと、考え込んだので「難しいですか?」と続けてたずねると、「はい。日本の方は心を開かない…」と言い出しました。それまで韓国語で話していたのにそのことだけは日本語で繰り返して言うのです。「私が(コミュニケーションをとろうと)キムチを作ってあげても日本人からは何も返ってこない…。」というようなことを言ってました。な〜んとなく、分かるような気がする。彼女の気持ちも日本人の気持ちも。日本人って必要以上の人間関係をつくるのが面倒なのか苦手なのか…。「心を開かない」という言葉は今まで何人もの韓国人から聞きました。それは日本人である私でも感じるときがあります。でも、なが〜く付き合うと開いてくれる人もいるし、最初から開いてくれる人もたまにいるんだけどなあ。文化の違いもあるけど、個人的な要素が引き起こしている摩擦が大きいと思うんですが…。彼女にはメゲずに多くの日本人と接することを願います。
と、韓国語で話していい気になっていたら、乗務員に搭乗券を見せるよう言われました。何で?と思いきや、恥ずかしいことに座席を間違っていたんですう。
スミマセ〜ン。行きの搭乗券が、まだパスポートのカバーに入っていて、それを見て座っていたのです。しかも2番ちがい。ホントに恥ずかしい日本人。彼女とゆっくり話せなくて残念。彼女ももう少し話したそうでした。
今回の旅行で少しは韓国語に自信がつきましたが、話せたのは日本語が少しでもできる人なので相手がわかりやすく話してくれるからなんですね。どんな韓国人ともフツーに話せるようになるのはいつのことやら。性格上、スローペースで楽しみながら続けようと思います。

あと、日本人にとって韓国の物価は低いと思われますが、食費と交通費以外は特に安いとは思えませんでした。それは日本も不景気で部分的に価格破壊が起こっているからかもしれません。それから、韓国も日本と同様に中国などからの輸入品が多く出回っていて、韓国だから安いとは言いきれないのです。エステも基本コースが7,000円ぐらいなのですが、日本と比べると安いんでしょうが韓国の生活水準からすると高いのです。そう考えると安い!ラッキー!と安直に考える自分がすこ〜しお馬鹿さんに感じました。
次回はもっと韓国語と文化の学習に重点を置いた旅をしたいと思います。

ページのトップへ

「韓国語大革命」 吉川拓美

私は1995年以来、6回の渡韓を果たした、熱心な韓国ファンであります。しかしいつも韓国語のできる日本人や、日本語のできる韓国人の友人に頼ってばかりで、言葉はハングル文字が読める程度に甘んじておりました。せめて一人歩きができる程には会話もしたいし、また、韓国の映画や文学作品にも興味があり、言葉も覚えようとNHKの韓国語講座を視聴し始めました。が、次々と提出される文法事項に取り残され、単語も表現もまるで覚えられません。
「簡単な内容しか放送されていないはずなのに、なぜ・・?」と悩みがつのり、3ヶ月程であきらめてしまいました。2年前には都内の韓国語教室にも通ってみたものの、これも3ヶ月であえなく挫折。
先生の教室活動や説明のしかたのまずさばかりが気になり、「第I語基」とか「両唇破裂音」とか授業中に使われる言語学用語は頭に残るのに、肝腎の韓国語は相変わらず、闇に包まれた、茫漠とした荒野でありました。
それから2年。思ったよりも夏休みが長くとれたのを機に、「3度目の正直で、今度は韓国で始めてみよう!」と突発的に決心したのでした。インターネットで1週間だけプライベートで受講できる韓国語学校を探し、見つけたのがソウル韓国語アカデミーでした。
7月15日、ソウル・江南駅そば志泉ビル4F。「これでコケたらもう私に韓国語学習のチャンスはないのだわ」と悲壮な気分でドアを開きました。ところが!これからの5日間が私と韓国語の関わり方を根本的に変えるものとなったのです。7・15江南大革命と個人的に呼んでおります。
とにかく、楽しい!語学学習が楽しいものだと、30歳を過ぎてから知るなんて想像もしませんでした。先生方の、体を張った、「韓国語を覚えさせるわよ〜」の意気込みが伝わってくる授業に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎて行くのです。教え方はあくまでもプラクティカルで無駄がなく、語学4技能がバランスよく組み込まれていますし、先に書いたような韓国語落ちこぼれの私でも、5日間でテキスト15課ぶんを全てこなすことができました。毎日課される宿題すらも「わーい!今日はどんな例文を書こうかな!」と楽しみになっていました。最終日は「えー、もう終わり?」と物足りない気分になった位です。

金鎮愛先生・鄭元珠先生・朴公主先生に教わりましたが、さすが学院長の金鎮愛先生はベテランです。例文を作る時も、日本での生活をネタにしたものをどんどん言わせて下さるので、身にひきつけた内容が韓国語で自分の口から次々と出てくることに、夢中になりました。私のワガママな「旅行用会話を教えてほしい」のリクエストにもいやな顔ひとつなさらず応えていただき、本当に感謝しております。鄭元珠先生は発音を根気よく直して下さり、朴公主先生は私の苦手な数字の聞き取りに時間をかけて下さいました。どの先生も非常に誠実な方ばかりで、よかったです。
日本に帰ってからも、少しずつ独学を続けています。以前はどの韓国語テキストを見ても3ページでお手上げだった私が、「初級I」のテキストはほぼ終わりかけ、「初級II」を購入し、継続しようとしています。もう、韓国語は「あっちの世界のもの」ではなくなりました。
長年抱えていた苦痛がすっきりと解消したような、晴れやかさをもたらしてくれた、ソウル韓国語アカデミーでの5日間集中レッスンでした。お金と暇をこさえて、ぜひとも次のステップで再受講したいです!
以上です。ヨイショしているみたいですけど、全部本心です。本当に楽しかったんですよー。

P.S. 金鎮愛先生と一緒にデジカメ写真を撮ったのですがピンぼけなので、送れません。悪しからず。

ページのトップへ

「韓国ホームステイと語学研修9日間」 匿名

韓国も5回目。近いのと、物価が安いのと、仕事関係も含め、友人・知り合いが多いので、ひまができると気軽に行ってしまう国、韓国。5回も行っていながら、ソウルしか行った事がない。私の中では、韓国=ソウルだ。ソウルを見尽くしたとまでは言わないけど、観光・買い物にはちょっと飽きている。(韓国料理は何度食べても飽きない。。。)
今回は語学学校で韓国語のレッスンを受けることにした。個人レッスンはマンツーマンで時間帯・時間数が自由に選べる為か、授業料が一時間約2,800円と、少々高めだ。私は平日午後2時から5時までの一日3時間、5日間にした。たったの一日3時間、5日間で何ができるようになるんだ、一日8,400円の授業料なんて高すぎる、悲観してはいけません。マンツーマンでの授業と宿題との組み合わせの効果は思ったより高く、私は通常2ヶ月かかる初級の教科書を5日間で終わらせることができた。内容的には中学一年生の英語の教科書のような感じ。全部終わると、簡単な日記・手紙程度は書けるようになる。敬語、丁寧語、友達言葉でそれぞれちがう動詞も時制によって自由に活用させることができるようになる。(私は行く前にハングル文字だけは読み書きできるようにしていったので、早かったのかもしれない。)と、いうことは、韓国語で道をきいたり買い物・値切り交渉も可能だ。
今回かかった費用は約167,840円。内訳は以下の通り。

航空券 68,000円
空港使用料 2,840円(成田=2,040円、韓国=8,000W)
宿泊費 90,000W
学費 460,000W(授業料:420,000W+諸経費:40,000W)
土産代 12,000円
小遣い 30,000円(現地交通費、食費含む) 1円=10Wで計算

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/1235/
こちらのホームページに掲載中です。

ページのトップへ

「始めたことは半分成し得たのと同じ」 富田裕一郎

僕は99年8月にソウルで1週間のホームステイを経験しました。初めて韓国を訪れた僕が覚えて行った韓国語は「こんにちは」と「ありがとう」だけでした。それに比べ、韓国の学生たちは日本語を勉強している学生も多く、中には日本人よりも日本語を上手に話す学生もいました。僕はそのホームステイを通して韓国のことがとても好きになりました。そして、韓国のことをもっと理解したいと思い、日本に帰ってからさっそく韓国語の勉強を始めました。
勉強のために時間を割くことがあまりできないため、決して習熟度は早いとはいえませんが、勉強開始から1年経って、身の回りの簡単なことなら韓国語で表現することができるようになりました。この勉強の成果を試すため、2000年8月に1週間韓国へ滞在することにしました。それとともに、前半の3日間ソウル韓国語アカデミーでプライベートレッスンを受けることを決めました。
アカデミーでは、金鎭愛学院長をはじめ講師の先生はとても指導熱心な方ばかりでした。僕が受講したのはプライベートレッスンだったので、自分の理解度に合わせて授業を進められるし、集中力を維持して授業を受けることができたので、とてもよかったです。アカデミーで教わった表現方法をその後の韓国人の友だちとの会話でよく使いました。受講時間は1日2時間だったので計6時間あまりですが、表現のバリエーションが増えたように思います。また、多くの韓国人の友だちが僕のハングルを上手だと誉めてくれました。ま、お世辞かもしれないけど、それで自信がついたなら良いことです。

富田裕一郎

僕はこれからも韓国語の勉強を続けていきます。どれくらいかかるかわかりませんが、、いつかは流暢な韓国語で韓国の人たちとたくさん友だちになりたいと思います。みなさんも隣の国の言葉を勉強し初めてみませんか。始めたことは半分成し得たのと同じです。

ページのトップへ

「学校の印象」 横越 純

学院長はさすが、韓国語教育のベテランらしく、コツを押さえた授業をしてくださいました。満足しています。
まだ出来てから年月の浅い学院のせいか、学院長がお一人で何役もこなしていらっしゃるようでした。今後、この学院が人的・物的ともに発展することを願います。また、平井さんは私の問い合わせに対して迅速に回答くださり、ありがとうございます。実は当初、別の学院に何度か問い合わせていたのですが、その対応があまりにも遅々としていて、しびれを切らせて他の所を探した結果、こちらに問い合わせたのが、そもそものきっかけでした。それだけに平井さんの素早い対応ぶりには好印象を持ちました。

ページのトップへ

「とても充実した日々でした」 匿名

返事が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。帰国後、すぐに学校が始まり、毎日、忙しい日々を過ごしておりました。韓国での一ヶ月は、とても充実した日々でした。
学院での授業は、会話中心だったので、最初はとまどいましたが、だんだんと授業スタイルにも慣れました。私は、初級クラスで勉強しましたが、日本で習ったことも沢山ありました。しかし、その表現を使って、会話をすることが全くできませんでした。私の勉強方法は、書くことばかりに重点を置き過ぎて、一番大事な、話すことを全くしていなかったように思います。語学を上達させるには、音で覚え、声に出す事が、いかに大事かということがわかりました。そして、勉強の面以外でも、先生方にお世話になり、本当に感謝しております。短い間の滞在でしたが、様々なトラブルがありました。
その時に、学院長は、いつも相談にのってくださいました。本当に、ありがとうございました。
機会があれば、もう一度、学院で勉強したいです。

ページのトップへ

「韓国で考えたこと、出会った人」 増井恵

皆さん、こんにちは。私は増井恵と言います。2ヶ月間の韓国留学を終えて11月2日に帰国したばかりです。私はインター語学塾で一年半韓国語を勉強していましたが、思いきって韓国で学ぶことを決断しました。日本で知り合った韓国の友人の家に滞在しながら、「ソウル韓国語アカデミー」という語学スクールに通いました。友人の家は景福宮の近くにあり、学校は江南にあります。家から学校まで約1時間かかりましたが、地下鉄に乗ることは楽しいでした。何故なら地下鉄に乗っている人々の様子をながめることができたからです。地下鉄は本当に便利で、おかげで一人でいろいろな所へ行けるようになり、私の行動範囲が広がりました。
学校では同じレベルの人と一緒に学びました。日本人、イギリス人、在米韓国人などがいました。先生は韓国語しか話しませんでした。最初は授業についていくのがとてもしんどいでしたが、少しずつ耳が慣れて先生の言われることが理解できるようになり、韓国語の学習がより楽しくなりました。私は再び学生に戻り、宿題や予習、復習にたくさんの時間を費やしました。あんなに熱心に勉強したのは本当に久しぶりでした。10月の中頃、面接試験があり、今までに習った表現を使って大体答えることができました。私は韓国に来て以来ずっと韓国語を聞くことが難しいと思っていましたが、それでも少しずつ進歩していたのです。先生から「よくできました」とほめられてとてもうれしかったです。韓国人同志の会話やテレビ、新聞を理解することはまだ難しいですが、これからも継続して勉強していこうと思います。
私にとって韓国語よりも大きな収穫を得たものがあります。それは韓国人の友人の家族と一緒に生活しながらいろいろな経験ができたことです。韓国人が大切にしている伝統行事の秋夕の時、友人の家族と一緒にごちそうやソンピョンを作り、また、チェサ(祭祀)を見る機会も得ました。午後には友人の韓服を貸してもらい、高校生の娘さんと一緒に伝統芸術を見に行きました。秋夕の時、多くの親戚の人々にも出会いました。この時以外にも、彼らはよく集まりました。日本人が忘れかけている人と人との温かいつながりを身近に感じることができました。
私が驚いたのは、コーヒーショップや仁寺洞の土産物店、その他いろいろな場所で、日本語を学んでいる人々に大勢出会ったことです。韓国では今、日本語を学びたい人が増えていると聞きましたが、実際にその通りです。それに引き替え、韓国語を学んでいる日本人はそんなに多くありません。もし日本人が韓国に来る目的が観光地巡りとショッピングだけなら、私はとても残念に思います。やはり観光バスではなく自分の足で歩いて、そこに住んでいる人々と話すことが一番大切だと思います。そうすれば日本人と韓国人が本当に親しくなり、また、理解も深まるのではないでしょうか。そのためには言葉を学ぶことが第一歩だと思います。
多くの韓国人に出会い、韓国語を学ぶ喜びを痛感した二ヶ月でした。

ページのトップへ

「充実した5日間」 匿名

初めて韓国を訪れたのは、五年ほど前でした。主人と二人で二週間ほど、ソウル・全州・釜山などを旅しましたが、その時は韓国語は全くわかりませんでした。ハングルもほとんど読めず、バスに乗ることさえ大変で、「絶対次に来る時には少しは話せるようになってやる」と心に決めて帰国しました。
その後忙しさにかまけてなかなか韓国語の勉強が始められず、やっと二年前から韓国語教室に通うようになり、なんとかハングルが読め、あいさつ程度の会話ができるようになりました。
それじゃ、そろそろ再び韓国へ・・・と旅の虫が騒ぎ出します。でも、ただ旅をするだけではおもしろくない、せっかくだから勉強しよう、ということで個人レッスンを受け入れてくれる学校をHPで探し出しました。それが「ソウル韓国語アカデミー」でした。なぜ、「ソウル韓国語アカデミー」を選んだかというと、一番の理由は日本窓口があったことです。日本語でやりとりできるというのはとても心強いです。そして、その日本窓口の平井さんは連絡も早いし、細かいことにもすぐ返事をくださいます。ソウルの学校との連携もスムーズに行われているようだったので、行く前から信頼できるなと感じました。
12月の末、クリスマスから5日間、1日3時間、計15時間の個人レッスンを受けました。ソウルに行く前にレベルチェックのテストをして郵送していたので、金先生はだいたい私のレベルを把握していらっしゃいました。簡単な会話テストの後、会話力が劣るということで会話中心のカリキュラムを組んでくださいました。金先生はさすがベテランだけあって、文法説明と会話練習を上手に組み合わせて授業を進められます。文法説明もはっきりしていて、似た文型との違いをきちんと説明されるので、とてもわかりやすかったです。会話もただ練習するのではなく、話題を広げながらそこに文型を入れていくので、本当に楽しく練習ができました。また、私が間違いやすい点や気になる発音なども指摘して、そこを集中的に練習して直してくださいました。1日3時間は、日頃勉強していない私にとってかなり疲れるものでしたが、集中して韓国語を勉強したことで、今までばらばらだった知識がある程度形になったように感じました。宿題も毎日あり、ホテルに帰ってもう一度1日の復習をすることで、確実にその日の勉強が身につきました。
たった五日間ではありましたが、とても充実した有意義な時間を過ごすことができました。これも、金先生や平井さんのおかげです。できれば、また時間を作って韓国で勉強したいと思います。その時は、よろしくお願いします。どうもありがとうございました。

ページのトップへ

「年末年始特別プログラムに参加して」 メブタ

私は超ビギナーのコースに在籍していました。担当の先生の教え方が大変わかりやすく、おまけに宿題も5日間しっかり(沢山)あったのでよかった?という感じでした。
担当の先生は、日本語が話せず、韓国語・英語オンリーの先生でしたが、最終日には私はハングル文字を読むことができ、一人で食事、ショッピング、食堂でのアジョシとの会話、タクシーの運転手さんとのコミュニケーションを楽しめるようになりました。
また、他の学生曰く、学院長の金鎮愛先生の教え方は大変上手で、大学で韓国語を勉強し、語学留学した方がそうおっしゃっていました。
残念ながら、超ビギナーコースでは、韓国語の発音について詳しく説明される時間はありません。よって、私と同じように韓国語の知識がない方は訪韓前に少しでも発音ルール(パッチムや、連音化、濁音化、濃音化、激音化、鼻音化....etc)について目を通して今後の短期プログラムに参加されると5日間のプログラムを有益に過ごすことができると感じました。
元旦に学院で行われました “ユンノリ”は韓国の子供の遊びを知るのに大変貴重なものとなりました。学院長がご準備されたお餅、お菓子、みかん、お茶はおいしく、短期間のハードなスケジュールの中にもほのぼのとした時間を過ごすことができました。
ご存知のとおり、学院は地下鉄2号線(グリーンライン)江南駅7番出口から徒歩約3分です。江南駅の近くで、様々なお店もあり、Coex mallも近くなので大変にぎやかです。学院周辺で映画を見ることも可能ですし、ナイトライフも楽しむことができます。日本で明洞が゛原宿゛といったら、江南は゛新宿゛と゛池袋゛の中間といったイメージがしました。(学校の近くの、食堂のチゲ料理は美味しかった!店の名前は、忘れましたごめんなさい。学院に来られる方はご自分で体験されることをお薦めします。)
なお余談ですが...夜、一般タクシーに女性1人で乗るのは気を付けてください。相乗り(法律で禁止)、外国人には法外な運賃請求あります。中には、日本人に親切な運転手もいますが、夜、女性1人でタクシーを使うのは、模範タクシーがやはりおすすめです。

ページのトップへ

「年末年始特別プログラムに参加して」 たゆ

授業は毎日楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。初級テキストの後半から始めたのですけど、先生はすべて韓国語で授業をされるので、聞き取れない所もかなりありました。
実はこの何ヶ月か、韓国人とメールのやり取りをしていたんですけど、文字をみると意味が分かる単語も、実際の発音を聞いていなかったので、連音化したりするとたちまち分からなくなることを経験しました。けれども、わからないときは何度もやさしい言葉で言い換えてもらったり、ホワイトボードに書いてもらったりして、理解することができました。
授業の中では、テキストを暗誦したり、プリントを使って文を完成させる練習をしたり、簡単な会話の中で、習った言い回しを使う練習をしました。「昨日は何時に寝ましたか?」とか「東大門市場には行きましたか?」とか「キム・ヒョンジョンの歌は好きですか?」とか、ほんとに他愛のない会話だったんですけど、一応コミュニケーションが成り立っていたのがうれしかったです。また毎日宿題が出るので、なんだか小学校の時に戻ったような気がして懐かしく思いました。
私は5日間のあと、帰国までに時間があったので、あと2日間授業をしていただきました(1時間28,000ウォン)。一週間程度の授業では、勉強できる分量は限られていますけど、分からないなりに一生懸命聞いて話す練習は、とても良かったように思います。
希望したい点は、1日の始めとか、時限の始めとかに、「きょうは(この時間は)*** という言い方を勉強します」という具合に概要を示して欲しいということです。あと、私たち生徒が授業の内容から離れて、好き勝手に喋るものだから先生は軌道修正するのに苦労されているようでした。

ページのトップへ

ソウル韓国語アカデミー