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不思議な泉の水 

 
不思議な泉の水むかしばなし 童話

ある村に、心のやさしいおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人はとても貧しく、子どももいませんでした。村人たちはそんな二人をかわいそうに思いましたが、村のいじわるじいさんは、「俺には嫁もいない。あいつたちの何がかわいそうだ」と腹を立てました。
おじいさんはある日、山で美しい鳥の鳴き声を聞きました。そちらに行ってみると、きれいな泉がありました。おじいさんは泉の水を飲んでのどをうるおしましたが、いったいどうしたことなのか、おじいさんが青年になったのでした。翌日おばあさんにも泉の水を飲ませてあげました。ふたりは若い夫婦に戻り、仲良く暮らしていました。この噂をききつけたいじわるじいさんは、泉の水をたくさんたくさん飲みました。
いつまでたっても帰ってこないいじわるじいさんを心配して、青年になったおじいさんが泉に行ってみました。するとそこには、泉の水を飲みすぎて赤ちゃんになったいじわるじいさんがいました。若返ったやさしい夫婦はその赤ちゃんを連れて帰り、幸せに三人で暮らしました。

 絵  ホ・ヒョンギョン
文  チャン・スミン
出版 キタン童話
42ページ

縦 25.5センチ×横 25.5センチ