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牡牛とトッケビ 

 
牡牛とトッケビある村に、トルセという木こりがいました。トルセには両親も兄弟もいないので、大切にしている牡牛が唯一の家族でした。身よりのないトルセが最も信頼している牡牛でした。
雪の降るある日のこと、山の中で、みすぼらしいトッケビに出会いました。わけを聞いてみると気の毒に思えましたが、トッケビは寒い冬のあいだ、牡牛のあたたかいおなかのなかでゆっくり休みたいと言うのでした。
トルセはあきれて断ろうとしましたが、トッケビがあまりにも気の毒で、わがままを聞いてあげました。
その後、どうしたわけか、牡牛の力がますます強くなってよろこんだのですが、トッケビのせいで牡牛のおなかが満月のようになってしまいました。トッケビも、おなかの中でゆっくり眠っている間にすっかり太ってしまい、牡牛の口から出ることができなくなりました。このままでは、牡牛のおなかが避けてしまいます!・・・・・

絵  ハン・ピョンホ
文  イ・サン
出版 タリム出版社
36ページ

縦 26センチ×横 26.5センチ